広島市で世界一長いバウムクーヘン(なんと20.87メートル!)が焼き上げられたそうです。
バウムクーヘンが日本にやってきてちょうど100年になるのを記念して、バウムクーヘンの長さでギネス世界記録更新を目指すイベントが開かれたんだとか。
バウムクーヘン、いいですよね。私は大好きです。
バウムクーヘンって、かつてはなんとなく特別な食べ物っていうイメージがありませんでしたか?
誰かにあげるために買うことはあっても、自分で食べるためにわざわざバウムクーヘンを買うことって、以前はあまりなかったと思うんです。
だってバウムクーヘンって、デパ地下でしか売ってなかったじゃないですか。
しかもちょっとお高いし、大きめの輪切りのやつが仰々しい箱に入ってて、とてもじゃないけどおやつ用って感じじゃなかったですよね。
ホワイトチョコレートかと思うほど分厚くシュガーグレーズがかかった甘くてしっとりどっしりした生地。
あれがお歳暮の時期限定の高級な味だと思っていたのは、私だけではないと思います。
しかし、ここ最近バウムクーヘンを取り巻く環境は変わってきています。
コンビニのスイーツ売り場で、おやつサイズの一切れバウムクーヘンが売られるようになって、身近になりました。
はじめて見かけた時は心底感動しましたし、「こんなに手軽にバウムクーヘンが食べられるようになるなんて、いい世の中になったな~」と思ったのですが…。
何度か食べるうち、「特別なお菓子」というバウムクーヘンのイメージが失われかけていることに気づきました。
だってコンビニでちょうどいいサイズで安く売られてるんですから。
もはや全く特別ではありません。
そんなこんなで最近は私の中でバウムクーヘンの地位が著しく低下していたのですが、20メートル超えのバウムクーヘンは間違いなく「特別なお菓子」ですよね。
なんたってギネス世界記録なわけですし。しかも広島で!!
久々にバウムクーヘンに憧れることができるニュースで、ちょっと嬉しい気持ちになりました。